カナダ旅行記 day 3

やっぱり醍醐味は現地の人に会うことです

カナダに行くにあたって、なんにんか、カナダに住んでいるけど会ったことがない友達に連絡を取っていた。今日は、そのうちの一人と会うということで、珍しく最初から決まっている予定がある日であった。

8時ぐらいに目が覚めたんだけど、Cくんが起きる気配が一切なかった。なので、旅行記を書いたり、コーディングしたりしていた。最近、本業以外ではRuby On Railsで開発しているのだが、いつまで経っても覚えられないというか、クラスメソッドが多すぎて、なにをどうするのかがベストプラクティスなのか、いちいち不安になってしまう。

とかいって、出かける準備もしつつ、10字になったのだが、やっぱりCくんが起きない。今日の待ち合わせは11時なので、そろそろやばいんじゃなかろうか。何回か声をかけるが、どうも起き上がれない様子。最終的になんとか10時半に起き上がってくれた。あと30分しかないがw

とはいえ、そのあたりは信頼関係があるので、なんだかんだで11時ぴったりに待ち合わせ場所に到着した。そして、そこにはいらっしゃった。僕冒3の翻訳に絶大な貢献をしてくれた、日本語ペラペーラーでストリートファイターがげきつよなカナダ人のお兄ちゃんが!!!!!!!!!!!

このお兄ちゃんとは、僕冒2がリリースされたぐらいだから、10年以上連絡を取り合っている。でも、今まで一度も会ったことはなかった。お兄ちゃんは何回か日本に来てたことはあるらしいんだけど、いつ来ていたのかはよく知らない。今回は、リアルで会うという大事な目的を果たしつつ、バンクーバーツアーガイドをしてもらうことに。ちなみに、このお兄ちゃんはあまりにも日本語がペラペーラーすぎるので、会話は全部日本語である。

まず、昼ご飯はなにが食べたいのかと聞かれた。で、我々は日本人らしく特に強い希望がないので、お兄ちゃんお勧めのラーメン屋に行くことになった。「ジロー系」らしいんだけど、そもそも現地に住んでいるカナダ人から日本語で「ジロー系」って言葉が出てくる時点で、なにかちょっとおかしいと思う。いかにお兄ちゃんが日本語ペラペーラーかおわかりいただけることでしょう。

店の名前は、「ラーメン ゴジロー」みたいなところだった。ジロー系ラーメンもあるし、家系ラーメンもあるし、さっぱりしたラーメンもある感じだった。で、入店したら、「3名様です」って日本語が聞こえてきた。やっている人が日本人だった。だから、注文も日本語だった。

ここは、ラーメンの量を多くするオプションが「馬鹿盛り」って名前だった。大盛りでも特盛りでもなく、馬鹿盛り。なんかワードのチョイスが海外受けするようにしてるのかなって最初は思っていた。でも、このチョイスは非常に正しかった。なぜなら、Cくんが頼んだ馬鹿盛りが、まさに「馬鹿盛り」としか説明できない盛られ方をしていたから。もやしとかこうバーーーーンってなってその下に麺もドーーーーーンってなってどえりゃあ感じになってた。

味は、まんま日本のラーメンだった。なにも変わらない。大陸を跨いでも、変わらぬ味は伝わっていた。素晴らしい!

そのあとは、3人でWaterfront駅周辺をぐるっと回ってみた。お兄ちゃんも全盲なのだが、「今いるところがなになに通りで、もうちょっと行くとなになに通りとの交差点があるから、それを右に曲がる」とか言っていて、マッピング能力が非常に高い様子だった。バンクーバーには点字ブロックのようなものはまったくと言っていいほどないので、あまり歩きやすくないのかなとおもったら、歩道と車道の境目が常にはっきりしていることと、基本的に通りが碁盤の目のようにまっすぐであることから、マッピングしやすく、結構一人でも大丈夫だと言っていた。

Waterfront駅は、海に面しており、複数の電車の路線や水上バスが乗り入れている中心地となっている。周辺には、ショッピングモールやレストランが建ち並んでいて、講演もある。でも、ちょっと裏路地に入ると、ゴミが散らかっていたり、落書きがあったり、人がしゃがみ込んでいたりする。そういうところに入ると、ちょっと危ない場合があるらしい。海沿いにはサイクリングロードがあって、自転車で駆け抜けている人がいたり、その横をジョギングで駆け抜けていく人がいたりした。

一通り回ったあと、Cくんが「やべえ仕事の電話がかかってくる」とかいって、拠点に戻りたいということになった。どうやら、有休を取っているはずなのだが、なんかこうそういうことは色々あるらしい。まぁ、いうて私も旅行中にバリバリとコード書いているし、どっちもどっちか。ということで、べつに作業時間ができる分にはなにも不都合がないので、その間私はずっとコードと格闘していた。2人で、「なんで我々はチョクチョク開発合宿みたいなことやっているんでしょうねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」という話をした。ちなみに、お兄ちゃんは「これからちょっと仕事が入ってるから、夜に戻ってくるね。夜は飲もうぜー♪」とかいってどっかに行ってしまった。

2時間ぐらい作業していたら、お兄ちゃんからLINEが来た。LINEが来るんですよ。カナダ人から。どんだけジャパナイズされてるんだこの人。「ここ(appleのマップのURL)にあと20分ぐらいで着くからよろ」みたいな。ちなみに、これは英語。日本語を打つのは面倒くさいらしい。

指定されたところに行ってみると、結構高級そうな雰囲気を醸し出しているステーキハウスだった。で、まあまあ飲め飲めというようなことを言われて、まあまあ食え食えというようなことを言われて、なんかすごい分厚くてでかい肉を食べて、スイカのエキスみたいなやつとベリーが入ってる甘い酒を飲んで日本語でだべりまくっていたら、お兄ちゃんがおごってくれちゃった。

その後、お兄ちゃんに、俺のお勧めの伊豆のお土産とインスタントの味噌スープをあげて、拠点に戻ってきた。ちなみに、べつに伊豆は俺の出身地でもなんでもない。ただこのお菓子がうまいというだけ。

ちなみに、ここいらでカナダでのチップのシステムを説明しておく。レストランのように、店の人に料理を出してもらったり水を汲んでもらったりする場所では、チップを乗せることが慣習になっている。だいたいはクレジットカード決済で、カードをスキャンしたあとにチップの量を選択する画面が出る。15%、18%、20%、30%、カスタム、みたいな選択肢から選ぶことができる。カスタムにすると、パーセンテージで指定したり、金額で指定したりすることができる。

ということで、カナダに行った目的の1つを無事に達成することができたので、今日はとても満足であった。