カナダ旅行記 day 5

私の用事は終わった

旅の前半で、結構いろんなことに付き合ってもらった。なので、そろそろCくんがやりたいことをやってもいいじゃないか、ということになった。ずっと「行きたいところがあったら行っていいし、なんなら俺をほっぽって勝手に行って戻ってきてもいい」って言っていたんだけど、なかなかピンとくるものがないらしく、ずっと私に付き合ってくれていた。店とかに行っても、なんか私だけ色々買っているが、Cくんはなにも買ってないので、大丈夫なのか、だれかにお土産とかを持って帰る気があるのかと聞いたら、やっぱりこれもピンとくるものがないという。

ということで、今日は一応Cくんが行きたいといっているところにくっついていくことにした。とはいっても、そんなにいっぱいあるわけではないので、1日で終わっちゃうんじゃないか、あと2日あるけど暇になるんじゃないかという予感がしていた。どうやら、ピザを食べたいのと、あと、Waterfront駅から出ている水上バスに乗って、その先に行ってみたい。この2つらしい。これだけかよ。

ということで、とりあえず最初に腹ごしらえをかねてピザを食べに行くことにした。じつは、昨日土砂降りの被害に遭ったので、あんまり夜ご飯をちゃんと食べていなかった。なので、11時ぐらいの早い時間に軽くピザを食べるのは、いいアイディアのように思えた。IGNITE PIZZERという、いかにも「焼いてます!!!!!!!!!」って感じの名前の店だった。正面に注文するためのカウンターがあって、左のほうにちょっとだけイートインのコーナーがある感じ。我々はとりあえずお腹が空いていたので、MONTREAL SMOKED MEATというペザを注文。で、これは 1 slice にすると一切れ、たぶん1/8ぐらいが来る。私はもうちょっと食べたかったんだけど、Cくんは昼ご飯を別で食べるつもりらしいので、私も同じぐらいの量にしておかないとなにかうまいものを食べるチャンスを逃してしまうかもしれないから、この 1 slice だけにしておいた。あとはジンジャーエール。今、ホームページを見つけてメニューを見ていたら、FUNGHI SUPREMEというキノコピザもあったらしい。これも食べたかったな。これ書いているのは10月1日だけど。

さて、最低限腹に食べ物を入れたところで、いよいよ水上バスに乗車である。バンクーバーの交通事情はすごくて、タッチ決済のICチップが付いたカードをかざすだけで改札を通ることができる。で、出るときもそれをかざせばあとは全部いい感じにやっておいてくれる。そして、それは水上バスにおいても同様である。素晴らしい!ちなみに、Cくんのカードはタッチ決済に対応していなかったので、公共交通機関だけでなくあらゆる決済の場面において苦戦していた。俺は全部をタッチで抜けてどや顔をしていた。

水上バスは、正式にはシーバスと呼ばれている。15分ぐらいでWaterfront駅から海岸へ、または、海岸からWaterfront駅へ行き来することができる。当然にして、ただの交通機関なので、べつにあほみたいなスピードが出てエキサイティングだとかはぜんぜんない。15分ぐらい乗っていたら反対側に到着するだけである。

海岸でシーバスを降りると、すぐ先には海がある。海岸って言ってるんだから当然ですね。で、海岸沿いには木でできたデッキみたいなところがあって、ケバブ屋さんがあったりお寿司屋さんがあったり、人がbenchに座ってひなたぼっこしていたり、そこらへんで買ったケバブやら寿司を食べていたりする。でかい観光スポットとかはないと思う。

我々はこのあたりを大きく1週して、途中にあったミムラとかいうジャパニーズrestaurantに入ってみた。俺は、正直海外にあるジャパニーズrestaurantなんてぱちもんやろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwと思っていた。実際に、昔マンチェスターを散策していたときに、「わがまま」とかいう名前のジャパニーズrestaurantっぽいところがあって、入ってみたら茶は出てきたけどメニューは中華、草生えるということがあった。ところが、このミムラとかいうジャパニーズはリアリーそれっぽかった。

メニューを見ると、ネギトロとかしめさばとか書いてあったり、天ぷらって書いてあったり、とにかく日本料理っぽいのを集めましたって感じだった。で、私はネギトロロールと、assorted tempuraを注文。だって、assortedって、なんか色々ちょっとずついいとこ取りできそうじゃないですか?と思ってたら、やばい量の天ぷらが来た。4種*3個ずつぐらい。これはやばい。

ネギトロは、普通にネギトロだった。まぁちょっと日本のリアルネギトロと比べると繊維っぽいという感じがしなくもないのと、ちょっと米に歯ごたえが足りないような気がしたが、まぁ日本じゃないのであるから、リアリーそれっぽいといったところであろう。

天ぷらは、やっぱり天つゆが日本のと比べるとちょっと出汁感がないのであれだったけれども、天ぷら自体は日本人が想像するような天ぷらだったので、こちらもリアリーそれっぽいが、とにかく量が多すぎて2人で分担して食べないといけなかった。

ちなみに、この店の店員さんは日本人じゃなかった。だから、ネギトーローとかテンプーラーとか言っていた。ということで、やっぱり、リアリーそれっぽかった。たぶん、ジャパンにあるアメリカンフードrestaurantとかChineseフードrestaurantとかでアメリカンやChineseなピーポーが来店したときには、同じようにリアリーそれっぽいと思ったりしているのだろうなと思った。

海岸からちょっと内側に入ると、そこは閑静な住宅街になっていて、とても静かだった。でも、観光的にはそれほどすごいものはなかったので、シーバスに乗ってWaterfront駅に戻ってきた。

その後、今度はグランビル・アイランドという小島に向かった。そこまではバスで行くことになる。私はカードをタッチするレバいいので問題ないのだが、とにかく問題なのはタッチ決済ができないCくんである。でも、無賃乗車するわけにいかんしなと思って、私が「俺の同行者はタッチ決済できないんだけどどないすればええのん?」って状況を説明しないといけなかった。で、運転手はこっちを向いてない状態で話すので、ちょっとなにいってるかわからなかったんだけど、Cくんの分の券をくれた。たぶん俺のカードから二人分引いてくれたのでしょう。何人分引いたのか実際には知らんけど。

バスは、全部の停車駅が通りと番地の名前になっていた。SFCに行くバスみたいに、慶應大学と慶應大学本館前の2つのバス停があってややこしいわけわからんということはないのだ。素晴らしい。

グランビル・アイランド。ここは、グランビル橋という高速道路上の?隣接している?橋の下にある観光スポット。高速道路の入り口の横から入ると、桟橋みたいなものを経由してつながっている。いろんな店が立ち並んでいたり、おばちゃんがいっぱいたむろしている巨大スーパーマーケットがあると思えば、普通に工場がバーンとそびえ立って煙を噴出していたりもする。

ここを、たぶんまるごと1週はできてないが、まあぐるっと回ってみた。で、気になった店(というか、Cくんが説明してくれて私がちょっとでも気になった店)には寄ってみた。

まずは、入ってすぐにある「グランビル・トイ・カンパニー」という高級玩具店。……って紹介されていたんだけど、べつにただのおもちゃやだったというか、子供用のおもちゃが多くてちょっと微妙だった。レゴがいっぱいあった。でも、べつにそれは日本にもある。

なんか木彫りの作品を売っているアート店みたいなところがあった。猫グッズがあるかとおもったけどなかったのですぐ帰った。写真には猫グッズあったのに。

巨大スーパーマーケットは、巨大だった。売っている野菜も巨大だった。たむろしているおばちゃん達の声も巨大だった。そびえ立つ冷蔵庫や冷凍庫も巨大だった。寒かったので巨大を漫喫したあとで帰った。

チョコレート屋さんがあった。ここで、ブルーベリー味とチェリー味の袋入りチョコを購入。袋がめっちゃ高級感があっていいらしい。まぁお土産品価格ではあるが、1個10ドルぐらいだったので、結構普通かなと思う。

で、ここにはレジの横にアイス売り場があって、ここでアイスを購入。イメージとしてはサーティワン。こういうところは、欲張りすぎず、カップでシングルにするというのがよい着地点だと私は思うんだけど、Cくんはコーンダブルにしていて、うわー上が溶けてくる落ちてくるうわーwwwと言っていた。

アイスを食べた後、ちょっとぶらぶらしてから、またバスに乗って拠点に帰ってきた。で、これまた「俺の後ろのこのにいちゃんはカードでタッチできない、どないすれば」と説明していたら、運転手のオッサンに「go ahead! go ahead!」っと言われて奥の方に追いやられてしまった。え、二人分どころか俺もタッチしてないけど?

本当は、このバスは前から乗って後ろに降りるんだけど、我々はさっきカードをタッチしてないので、前まで行って「ここで降りるけどカードタッチする必要あります?」って聞いたら「no! go ahead!」って言われた。え?ほんとですかオッサン?まじでいってる?と色々はてなだったんですが、我々は乗るときも降りるときも聞いて、その2回とも運転手によいと言われたので従っただけであるから、悪くないと思います!実際にそのまま降りてなにも言われなかったということは、俺の聞き取りが間違っていたというわけでもないし!いいよね!いいとも!いいんだよ!グッジョブ!なにがやねん

夜ご飯を軽く買ってから、拠点に戻ってちょっとコードを書いて寝た。色々あってこの旅行記は10月1日に書いているのだが、結構ちゃんと覚えているもんですね。忘れないうちに残りの部分も書いていかねば。でも、今日は結構な長文で疲れたので、また明日。明日、書く時間をとれるかわからんが。